5月16日19時17分(バチカンラジオ)
コンスタンチノープルのエキュメニカル総主教バルトロメオ一世がミラノ勅令1700年を記念してアンブロシウス教区訪問した。ミラノ勅令は、313年に東西皇帝コンスタンティヌス帝とリキニウス帝によって調印されたもので、ローマ帝国全土に宗教儀礼の自由を与え、宗教迫害に終止符を打った勅令である。これを機に、パパ・フランシスコは国務長官であるタルシシオ・ベルトーネ枢機卿を通して、アンジェロ・スコラ枢機卿に、5月15日午後、メッセージを送った。
そのミラノの大司教に宛てたメッセージにおいて、教皇は主教と記念の参加者に、また町全体にも向けて、「キリスト者に対する宗教的自由を宣言し、福音に新しい道を開き、決定的な仕方でヨーロッパの市民化に貢献した歴史的な決定の記憶を大切なものとして浮き彫りにするために」挨拶をした。
テキストの中で、教父は「昔も今も変わらず、東西キリスト者の共通の証しが、復活された方の霊によっておさめられ、ヨーロッパと全世界において救いのメッセージを伝播していくことに貢献し、民の権威者の広い視野のおかげで自らの信仰の公的な表現の権利がどこでも尊重され、偏見なくわたしたちのこの現代の文化と社会にキリスト者が提供し続けている貢献が受け入れられますように」との望みを示した。
(MFB – RV).
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