2013年5月14日火曜日

5月12日、レジナチェリ:受胎時からの生命の保護の呼びかけ

バチカン、5月12日(バチカンラジオ)


 オトラントの殉教者たちと、ラウラ・モントージャ、そしてマリア・グアダルーペ・ガルシア・サヴァラの列聖を含んだ荘厳ミサの後、教皇は新しい聖人たちへの尊崇を示すために集まった列席者、特にイタリア、コロンビア、メキシコからの代表者たちに挨拶をし、感謝の言葉を述べた。

 アレルヤの祈りを唱える前に、教皇は次のように述べた。

 愛する兄弟姉妹の皆さん、

 この祝いを終えるにあたり、新しい聖人たちへの尊崇を示すために集まった皆さん全員、特にイタリア、コロンビア、メキシコからの代表者たちに挨拶します。

 オトラントの殉教者たちの取り次ぎで、イタリアの民が希望をもって未来を見つめ、困難の時であっても決して見棄てることのない神の近さに信頼を置くことができますように。

 ラウラ・モントージャ・シスターの取り次ぎによって、主が教会に新しい宣教的、また福音化のための後押しをして下さいますように。そして、この新しい聖女の一致と和解の模範からインスピレーション(着想)を得て、愛すべきコロンビアの子らが、平和と自国の正しい発展のために働き続けることができますように。

 聖女グアダルーペ・ガルシア・サヴァラの手に貧しい人々、病む人々、彼らの世話をする人々すべてを委ねます。そしてその取り次ぎに、貴いメキシコの国を委ねます。そうして暴力と不安定感が打ち払われ、連帯と兄弟愛に満ちた共生の歩みをますます続けますように。

 さらに、昨日ローマで、苦しみと十字架の沈黙のうちに働く人々のボランティアセンターの創立者であるルイジ・ノヴァレセ司祭を福者として宣言したことを思い出し、うれしく思います。この模範的な司祭を想ってなされる感謝の行為にわたしも心を一つにします。彼は病者司牧を刷新し、病者を教会の活動的な主体とすることを知っていました。

 今朝ローマで行われた「いのちのための行進」に参加した皆さんに挨拶します。そして受胎の時からの人の命への尊敬というとても重要なテーマについてすべての人が関心を活き活きと保つように招きます。

 その目的で、すべての人をその存在の最初の瞬間から保護しつつ、胎児への法的保護を保証するための「わたしたちのうちの一人」というヨーロッパ・イニシアティブを支えるために、イタリアの多くの小教区で今日行われる署名集めのことを想い、感謝を覚えます。

 人のいのちの聖なる特性を保護する人々のための特別な機会として、来月、6月15日と16日に信仰年の文脈で、ここバチカンで催される「いのちの福音の日」があるということを、覚えていてください。

(スペイン語訳:マリア・フェルナンダ・ベルナスコーニ)

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