2013年5月15日水曜日

ファティマのマリアに教皇フランシスコ在位期間を奉献する

リスボン、5月13日12時2分(ACI/EWTNニュース)

El Cardenal Policarpo consagrada el pontificado del Papa Francisco a la VIrgen de Fátima en Portugal

 ポルトガルのマリア聖地に集まった100万人以上の信徒を前に、リスボン教区長であるジョゼ・ポリカルポ枢機卿は、今日、個人的に二度の機会を活用して、教皇フランシスコ在位期間をファティマの聖母に奉献した。

 在位期間奉献の儀式の間、ファティマの聖母像に向かい、枢機卿は言った。「教皇フランシスコに、識別の賜物を与え、教会の刷新の道を見極められるようにしてください。教皇フランシスコに勇気を与え、聖霊によって示される道を疑いなく進むことができるようにしてください。きびしい苦しみの時には教皇を守り、愛徳のうちに教会の刷新が彼にもたらすであろう試練を乗り越えられますように」。

 この月曜日のACI新聞の布告では、聖座報道陣事務所長のフェデリコ・ロンバルディ神父は、「ご存知のように、5月13日には(ポルトガルの)ファティマで大切な式典がありますが、教皇の在位期間をファティマの聖母に捧げるのはおかしくありません」。ポリカルポ枢機卿も、ポルトガル司教協議会の議長であるが、さらに、聖母像に向かってこう言った。「婦人よ、あなただけ、全教会に向けるあなたの母としての愛においてのみ、この聖地からの巡礼者となる望みを教皇フランシスコの心に据えることができるのです」。

 教皇ヨハネパウロ二世もベネディクト十六世もファティマを訪れたことを思い返した後で、 パパ・フランシスコもこれを行ってくれればよいとの望みを表明しつつ、紫服の人(=枢機卿)は「ここから、世界のこの祭壇から、教皇は人類を祝福することができます。今の世界に神が現代のすべての男女を愛していること、教会が彼らを愛していることを感じさせることができます。そしてあなたは、贖い主の母であるあなたは、彼らを救いの道にやさしさをもって導いて下さるのです」。

 ポルトガル司教座のエージェンシーが指摘することによると、教区長は教会の刷新の歩みはファティマのメッセージの「実際性を再発見」し、「神への回心の義務」をも再発見するように導くことを強調した。

 「現代の人類は神から、また教会から愛されていると感じる必要があります。もし愛されていることを感じるならば、暴力や物質主義、神からの離反、方向性の喪失を乗り越えるでしょう。そして愛が支配する新しい世界へと前進することができるでしょう」とその後言った。ローマの名誉司教であるベネディクト16世が「祈りの道を行くようにと教会に挑戦をした」ことを思い返し(民衆はこれに大きな拍手でこたえた) 、レイリラ・ファティマの司教であるアントニオ・マルト卿はポルトガルの使徒座外交官に教皇から送られたメッセージを朗読した。

 「教父はファティマの全巡礼者と祈りにおいて一致する願いに際し、そのイニシアティブに感謝し、深い満足を覚えました。その皆さんにあらゆるよいものが与えられるようにと使徒的祝福を心から皆さんに送っています」。

 去る4月7日の、ポルトガル司教大会の開会ミサのとき、ポリカルポ司教は「教皇フランシスコは、その新しい奉仕職をファティマの聖母に二度捧げるようにとわたしに頼みました」と指摘した。

 「これはわたしが祈りにおいて沈黙のうちに果たすことのできる頼みですが、この願いの実現に全司教協議会が関わるとすごくよいだろうと思ったのです。マリアはわたしたちの働きすべてを導いてくださるでしょう。そしてまた、パパ・フランシスコのこの望みを果たす方法も導いて下さるでしょう」。

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