2013年5月13日月曜日

フランスの「ディアコニア2013」大会へのメッセージ:共同体が貧者への愛のしるしとなるように(翻訳中)



 バチカン、5月10日(バチカンラジオ)
「皆さんの共同体の扉を開いて下さい。そうして愛の秘跡に励まされて、兄弟愛の手を求める人々すべてのための出会いと愛徳の場所となるようにしてください」。国務省秘書のタルシシオ・ベルトーネ枢機卿によって署名されたメッセージのなかで、教皇フランシスコはこのように述べている。これは、フランスのルルド市において催された「ディアコニア2013」全国大会の参加者に向けて送られたメッセージである。

 フランス司教評議会の連帯のための委員会によって企画された何百もの愛徳のわざを行うムーブメントが、「兄弟愛に仕えること。貧者と共なる教会を生きること」というテーマの付された集いに参加する。

 「教皇フランシスコの最初のことばと姿勢に見られた力に勇気づけられて、この集いはわたしたちがフランスの教会として貧しい人々の隣人としてある証しをする一助となります」とイベントの推進者は説明している。

 教皇はメッセージにおいて、現況の金銭的、経済的、自然環境的危機は特に傷を負っている人々の生活を苦しめていることを思い出させる。この文脈において、「教会は、キリストに従いながら、人生の試練によって押しつぶされているすべての人々と一つになります。危機にあるこの世での皆さんの貢献は、信仰によって導かれながら、特に貧困をより深刻なものとする個人主義から遠くはなれて、創造力のある愛をもたらすことにあります。

 「一方、カトリックのアイデンティティが他者への協力やわたしたちの世界の限界線で奉仕することにとって障害となったことは一度もありませんでした。なぜならキリストはキリスト者が世の光、すべての人のための神の父としての善意、共感と優しさのしるしとなることを望んでいたからです」と教皇フランシスコのメッセージは結ばれている。

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