2013年5月23日木曜日

二人の福者の間でのこと、聖なる生き方への招き

バチカン、5月22日13時56分(バチカンラジオ)

  パパ・フランシスコはこの火曜日の午後に『マリアの恵みの家』を訪れた際に、感謝をこめて神の愛の宣教者会のシスターたちとその協力者たちに見られる、教会の貧しい人たちへの愛を拾い上げた。その際、存在を通して神の尽きぬ賜物そのものとなったおとめマリアのような愛による、愛徳の学校であるこの家を励ました。「毎日の奉仕をもって」皆さんは「生きとし生けるものの飢えを満たす神の手」となっている。このような言葉でローマ教皇は、バチカンにある『マリアの恵みの家』を訪れた際に、カルカッタの福者マザーテレサによって創立された神の愛の宣教者会のシスターたちに声をかけた。自らがになっている仕組みで、このシスターたちは25人くらいの女性に宿を貸し、毎日60人くらいの人に配膳している。ローマ聖庁の報道事務局長であるフェデリコ・ロンバルディ神父が伝えたように、パパは100人ほどの、宿泊者や協力者、友人たちや修道者たちと一堂に会し、一人一人に挨拶をした。

 この幸いな機会は、福者ヨハネパウロ二世がカルカッタの福者マザーテレサにこの家を委ねた日の25周年記念であった。「二人の福者の間のこと」であり、聖性が広まるようにとのはたらきがある、とパパ・フランシスコは挨拶の中で言った。そしてそこで国籍や宗教にとらわれないこの仕組みが提供する歓迎とホスピタリティの重要性をも強調した。教父は感謝と連帯に邁進するようにと励まし、野蛮な資本主義は、今わたしたちが生きている危機に見られるように、手段を選ばずに利益を求める論理構造を教えたことを指摘した。

 善いサマリア人のように、この25年の間欠乏にある人々に対して身をかがめ続けてきた『マリアの恵みの家』ではたらいている人々すべてに心から感謝を述べた。また数多の傷を負う人々、特に霊的な傷に苦しむ人々が手当てをしてもらえたことについても触れた。 集いには歌が伴い、祭りの雰囲気で心に刻まれた。シスターたちはパパ・フランシスコの首のまわりを、インドの習慣に則って、美しい花飾りで飾った。
(CdM - RV)

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