2013年4月29日月曜日

28日レジナチェリ:労働者の尊厳と安全を保つように

ビデオを見て教皇の声を聞きながら、どうぞ:http://www.youtube.com/watch?v=t4rIboae4FQ

4月28日、バチカンラジオ




 サン・ピエトロ広場で捧げられ、全世界の代表として異なる国籍からの44人の信者の堅信の秘跡を教皇自らが執行したミサの後、レジナ・チェリ(アレルヤの祈り)を祈る前に、教皇は次の言葉をもって、バングラディッシュの工場が崩壊したことで犠牲者となった人々のために祈り、またその霊的な寄り添いを表明した。


 今、バングラディッシュの工場の悲劇的な倒壊で犠牲者となった多くの人々のために祈りをささげたいと思います。愛する人々を失って泣いている家族に対する私の連帯と深い寄り添いを表明し、心の底から労働者の尊厳と安全を保つように強く呼び掛けたいと思います。

 このバングラディッシュの建物は、去る4月24日に倒壊し、事故の時点で公表された情報通りでいけば300人以上の死者を出した。一方、首都ダッカの近くの建物のがれきの中から織物工房や見せ、銀行や市場といった仕事をしていた2000人が救出された。

アレルヤの祈りの前の教皇の演説全文

 この祭儀を終える前に、堅信を受けた(信仰を固められた)あなたたちと、皆さんすべてを聖母に託したいと思います。おとめマリアは聖霊において生きるとはどういうことか、またわたしたちの人生で神の新しさを迎え入れるとはどういうことかを教えてくれます。彼女は聖霊の働きでイエスをその胎に宿しましたが、キリスト者一人一人は、わたしたちの誰もが、神の『言葉』を受け入れる、つまりイエスを自分の中に受け入れ、これをすべての人に運んで行くように呼ばれています。

 マリアは食堂で使徒たちと共に聖霊に呼びかけましたが、祈りのためにわたしたちが集まるたびに、イエスの母の霊的現存によってわたしたちは支えられ、こうして聖霊を受け、復活されたイエスを証しする力を持つようになります。これは、特に皆さんに、今日堅信の秘跡を受けた皆さんに向けて言います。マリアが皆さんを助け、主が皆さんに願われることに対して注意を払い、いつでも聖霊に従って生き、歩むことができますように。

 わたしの情愛に満ちた挨拶を、実に多くの国々から集まったここにいる巡礼者全員に広げます。特に堅信を受ける準備をしている子たちに、神の愛の宣教者会によって培われたグループに、ポーランドのいくつかの小教区の信徒の皆さんに、ベシグナノの信徒の皆さん、フェルビンドゥング・カミトリーナ・カトリックアカデミーの皆さんに。

 それでは、聖霊の実りである過ぎ越しの光の中で、共に主の母に心を向けましょう。
 レジナ・チェリ…
(スペイン語訳:バチカンラジオ、マリア・フェルナンダ・ベルナスコーニ).

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