2013年3月21日木曜日

着座式前、アルゼンチンの人々への電話

http://www.youtube.com/watch?v=zc8JlxfowwU

3月19日

 教皇フランシスコのローマでの着座ミサに実況で伴うために、ブエノス・アイレスのカテドラル前にある五月広場(プラサ・デ・マジョ)に火曜日、アルゼンチン時間午前4時に、何千もの 巡礼者が集まり、大音量のスピーカーで語りかける教皇の肉声を聞こうとして詰め寄った。ローマから早朝、教皇フランシスコは電話をかけ、これがライブで故郷アルゼンチンの街角に集まった信者たちにブロードキャストされた。



「愛する子供たち、

 わたしは、皆さんが祈っていることを知っています。お祈り、ありがとう。その祈りがとても必要です。祈るために集まってくれて、ありがとう。祈るって、素敵です。なぜなら天を見、わたしたちの心を見、よいお父さん、神さまがいるということを知ることになるからです。だから、ありがとう。

 お願いしたいことが一つあります。みんな、ともに歩みましょう。互いに守り合いましょう。 あなたたち同士、守り合いなさい。傷つけあうのはやめて、守り合いなさい。いのちを守り合いなさい。家族を守りなさい。自然を守りなさい。子供たちを守りなさい。年寄りたちを守りなさい。憎しみがないように。喧嘩がないように。嫉妬は置き去りにしなさい。陰口をたたくのをやめなさい。対話しなさい。この守り合うことの望みが心の中でますます育っていくように。

 そして神に近づきなさい。神はよい方です。神はいつもゆるします。神は理解してくれます。神を怖がらないように。神はお父さんです。この方に近づきなさい。

 そして聖母が皆さんをたっぷり祝福してくれますように。彼女がお母さんのようにみなさんを守ってくれますように。

 そして忘れないでください。この司教は、とっても遠くにいるけれど、みんなのことが大好きだ、ということを。

 わたしのために祈ってくださいね。


 祈りましょう。おとめ聖マリアと、皆さん一人一人の守護の天使、栄光に満ちた父祖聖ヨゼフ、幼きイエスの聖テレジア、そして皆さんの守護聖人たちの取り次ぎにより、全能の神、父と子と聖霊が皆さんを祝福して下さいますように。アーメン。

〈注:『守る』と訳したスペイン語はcuidar。『~の世話をする』という意味ですが、日本語の流れが悪くなるので、『守る』と言う単語を使いました。『世話をして守る』という意味が込められるんだな、と思って読んで下されば結構です〉

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