2013年3月21日木曜日

教皇フランシスコ、最初のあいさつ

こちらの、カトリック中央協議会からの翻訳が正式です。ご覧ください。→http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/francis/msg0001.htm


兄弟姉妹の皆さん、こんばんは。

 御存じの通り、コンクラーベの義務は、ローマに一人の司教をもたらすことです。どうやらわたしの枢機卿兄弟たちはほとんど地の果てまでその人を探しに行ったようです(笑)…けれど、わたしたちはここにいます。

 みなさんの歓迎に感謝します。もうローマ教区共同体に司教がいます。ありがとう。

 なによりも、我らが名誉司教、ベネディクト16世のために祈りたいと思います。彼のために一緒に祈りましょう。主が彼を祝福し、おとめマリアが彼を守ってくれますように。

(ちょうどのことき、サン・ピエトロ広場にいた信者たちと共に主の祈り、アヴェ・マリア、栄唱を斉唱した)

 今、みんなでこの道を始めます。司教と民との道を。ローマの教会のこの道は、全教会を愛と共に導く道です。わたしたち同士の兄弟愛、愛徳、信頼の道です。わたしたちのためにいつも願いましょう、互いに。全世界のために祈りましょう、大いなる兄弟愛があるように。今日始まり、ここにいるわたしの補佐枢機卿も助けてくださるこの教会の道が、これほどまでに美しいこの町の福音化のために実りをもたらすようにと皆さんのことを思って望んでいます。

 そして今、皆さんを祝福したいのですが、何よりも、皆さんにお願いしたいことがあります。司教が民を祝福する前に、主がわたしを祝福してくださるように皆さん祈ってください。皆さんの司教のために祝福を願う民の祈りです。沈黙をしましょう。

(しばらくの沈黙ののち、教皇がストラをつけるにあたり、拍手がわきあがりました。また、全免償のための準備になりました)

では、皆さんに祝福いたします。皆さんと全世界、よい心をもったすべての男女のために。

(祝+福)
教皇:  ペトロとパウロが、わたしたちに与えられた権威のために、
    皆さんとわたしのために取り次いで下さいますように。
    終生おとめなる聖母マリアの功徳と祈り、大天使ミカエル、洗礼者聖ヨハネ、
    使徒聖ペトロとパウロ、そしてすべての聖人の取り次ぎによって、
    主が皆さんに憐みを注ぎ、すべての罪をゆるされた皆さんを、
    永遠のいのちに導いて下さいますように。
会衆: アーメン。
教皇: 皆さんのあらゆる罪の全免償と赦し、実りある償いの時間、
    つねに悔い改める心、つねに悔い改める生活、聖霊の 慰め、
    よい業の継続の行く末(=天国)を、
    全能であり憐み深い神が皆さんに与えてくださいますように。
会衆: アーメン。
教皇: 父と子と聖霊の祝福が皆さんの上に降り、いつまでも留まりますように。
会衆: アーメン。


 兄弟、姉妹の皆さん、しばしのお別れです。歓迎して下さり、本当にありがとう。わたしのために祈ってください。また会いましょう。明日、ローマを守ってくれるようにおとめマリアのもとに祈りに行きます。おやすみなさい。よく休んで下さい。

朝日新聞デジタルによる記事:http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201303140032.html?ref=reca


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