2013年3月24日日曜日

歴史的会合:教皇フランシスコ、カステル・ガンドルフォのベネディクト16世を訪れる。





3月23日9時4分(ACI/EWTNニュース)

今日の正午ごろ、教皇フランシスコはローマ名誉司教であるベネディクト16世を訪れてカステル・ガンドルフォの使徒座宿舎に赴いた。これをローマ聖庁の会見室長であるフェデリコ・ロンバルディ神父は「歴史的会合」であったと評価している。

ロンバルディ神父が説明するには、教皇はカステル・ガンドルフォに到着すると、ベネディクト16世に「近づき、二人の間で感動的な抱擁が交わされた」。

ロンバルディの指摘によれば、その後カステル・ガンドルフォのヘリポートから出た車は使徒座宿舎まで走り、会合の二人の主賓は到着すると「すぐに小聖堂に行き、少しの間祈りをささげた」という。

小聖堂では、ベネディクト16世が教皇フランシスコに上座に行ってもらうように促したが、教皇は「わたしたちは兄弟ではありませんか」と応え、二人とも同じ跪き台で一緒に跪くことを望んだ。

祈りの後、二人は使徒座宿舎の図書室に向かい、ローマ時間の12時半ごろプライベートな会合が始まった。

そこで、教皇フランシスコはベネディクト16世に、へりくだりの聖母の美しいイコンを、彼の目覚ましい謙虚さにちなんだプレゼントとして渡した。

両者間の「全くプライベート」な会話は午後1時15分くらいに終わり、昼食に移った。

ロンバルディ神父は教皇フランシスコとベネディクト16世の服装の詳細まで説明した。ベネディクト16世は「飾り紐もケープもない質素な白いスータンを使っている」とロンバルディは指摘した。「この二つが飾り紐とケープを使う教皇フランシスコの服装と異なる二つの点です。」

バチカンのスポークスマンはこれはフランシスコが教皇として選ばれてからの両者の「顔と顔を合わせての初めての会合」であるが、教皇は「中央ロッジに初めて現れる間、何度も名誉司教に自分の考えをのべ、その後個人的な電話を二回、選出の夜と聖ヨゼフの祝日にかけた」ことを思い出させた。

そのため、ロンバルディは、教皇フランシスコとベネディクト16世の間での対話は「まだ物理的で個人的な会合の機会はなかったにしても、すでに始まっていました」と指摘している。

ロンバルディ神父はまたベネディクト16世が「すでに2月28日の枢機卿たちとの別れの会合において、その尊敬と従順を自らの後継者に表明していた」と思いだした。

バチカンのスポークスマンは今朝の会合は「深くまた高められた(聖体的)一致の瞬間」であり、ベネディクト16世は「その後継者に尊敬と従順のこの姿勢を更新する」機会を得、「また間違いなく教皇フランシスコはベネディクトのその在位期間中の奉仕職に対する自らの感謝と全教会の感謝を更新したであろう」と確言した。

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