2013年3月26日火曜日

教皇ローマのラビにユダヤ教の過越祭を祝って挨拶をする。



ローマのラビ、リカルド・ディ・セーニ師

3月25日18時3分(ACI/EWTNニュース)

教皇フランシスコはローマのラビであるリカルド・ディ・セーニ師にメッセージを書き、本日3月25日月曜日から4月2日まで祝われるユダヤ教の過越祭にあてて祝辞を述べた。

そのメッセージにおいて、教皇はディ・セーニ師に幸せに満ちた「Pesach」を望み、「約束の地に導くために民をエジプトの奴隷状態から解放した全能者が、あらゆる悪から皆さんを解放し続け、その祝福をもって皆さんと共に歩んで下さいますように」と書いた。

「皆さんのためのわたしの祈りがあることを確認する一方、お願いですからわたしのために祈ってください。相互のよい評価と友情の関係を深めることができると信じています。」と教皇は付け加えた。

教皇はラビとユダヤ共同体の他の権威者に対し、去る3月19日、教会がヨゼフの荘厳祭日を祝っていた時の着座式のミサに参加してもらえたことに感謝している。

ローマのユダヤ共同体のウェブサイトでラビは、「教皇のあいさつを快く受けました。次の数時間のうちに、教皇フランシスコにキリスト教の最高の過越祭が訪れることを願って応えるつもりです」と指摘した。

教皇はすでにラビに対して数日前、教皇選出の後に、「至高なるお方の守りに信頼し、新たにされた協力の精神と、世がますます創造者のみ旨との調和を取るように世への奉仕をもって、第二バチカン公会議からのユダヤ人とカトリックの間の関係において経験された進展に、わたしも活き活きと貢献できることを期待しています。」と書いている。

教皇フランシスコのユダヤ教共同体への親愛の情は彼がブエノス・アイレスの大司教であった時にさかのぼる。すでにその町のラビであるアブラハム・ショルカと近しい友人なのである。

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