2013年6月14日金曜日

技術は大事だが、聖霊の働きの代わりになることはできない。

バチカン、6月13日15時53分(バチカンラジオ)

 教父フランシスコは今朝、司教シノドスの総秘書部の第13回定例顧問のメンバーを謁見のために迎えた。彼らはここ数日ローマに集まっており、次の定例総会のテーマを決めるため、また先回のシノドスの作成とアップデートについてくることができるために教皇を助けている。それについてパパは彼らに与えた演説で、これは「普遍的な教会への貴重な奉仕」を扱っていると述べた。

 「わたしはあの総会のテーマ『信仰伝達のための新しい福音宣教』というテーマの重要性を強調したいと思います。この二つのこと、すなわちキリスト教信仰の伝達と新しい福音宣教の目的、そしてまさにこのために存在する教会の福音化の働きすべての目的との間にある直接の関係が存在します」。

 神のしもべパウロ六世を思い出しながらパパ・フランシスコは「社会の条件がわたしたちに、方法論を再検討し、近代人にキリスト者のメッセージを運ぶ方法を何としてでも探すことを強要してきます。そこでただ彼のみが会話の相手の答えとその人の連帯の約束のための力を見出すことができるのです」。

 「教会の全共同体が福音を伝えに行き、、自分自身から『出て行く』ことに恐れを抱かず、わたしたちを導く神のあわれみ深い現存の中で特に信頼します。やり方は間違いなく大切ですが、もっとも完全なやり方でも、福音宣教の根本的な工作員であるあの方、つまり聖霊の慎み深いながらも効率の良い働きの代わりとなることすらできないのです。たとえわたしたちを新しい道を通って導いたとしても、聖霊に導かれるに任せる必要があります。聖霊によって作り変えられ、わたしたちの宣言がいつも生活の簡素さによって伴われたことばをもち、祈りの精神により、すべての人への愛徳が行われるためです。特に小さい人々、貧しい人たちは、謙虚さと自分自身からの自由をもって、聖なる生き方のために行いましょう。そうしてのみ、本当に実りをもたらすものになるのです」。

 パパは、教会のいのちのために、「第二バチカン公会議の実りのひとつ」であると言ったことについての司教団のシノドスの教会の生き方のための重要な結果」である。そのおかげで「この50年のことを、この教育機関の徳を、永続的な仕方で経験することができましたね。それは同業者同士の表現として、教会の一致と宣教使命に奉仕することを経験することができたのです」。
ER - RV

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