2013年4月4日木曜日

教会において女性には本質的な役割がある。フランシスコ強調して言う。

バチカン4月3日10時25分(ACI/EWTニュース)

写真提供:news.va


 今日サンピエトロ広場で何千もの信者を前に実現された一般謁見で、教皇フランシスコは教会において、また信仰の道において、そして主への扉を開くことにおいて本質的で特別な役割が女性にはあるということを強調した。

 
 キリストの復活について黙想しながら、教皇は女性たちこそ最初に空の墓を見た人たちであったことを思い出させた。「女性たちは愛によって導かれ、信仰によってこの宣言を迎え入れることが出来ます。信じ、すぐにこれを伝え、自分だけのものとして保ちません。これを伝えるのです」。
 「新約の信仰の宣言において、復活の証し人としては、男性だけ、つまり死とたちだけが記憶され、女性たちは記憶されてきませんでした。これは、当時のユダヤ教の律法に則って、女性と子供たちは信頼のおける、信じるに値する証しを立てることが出来ないとされていたからです。 福音において、しかしながら、女性たちは優先的な、基本的な役割をもっています」。

 その後、教皇は言った。「ここに、復活の歴史性に味方する要素を見ることが出来ます。もしそれがでっち上げであるならば、当時の文脈から行くと、女性の証言に関するようなことはあり得なかった筈です。福音記者たちは、それと違い、ただ起こった出来事を語るに限ります。女性たちが最初の証人なのです」。
 
 教皇は続けた。「このことは、神は人間の判断基準では物事を選ばないということをわたしたちに言っています。 イエスの誕生の最初の証人は羊飼いたち、つまり質素でみすぼらしい人々でした。そして復活の証人として最初のものとなったのは、女性たちだったのです」。「そしてこれは美しく、ある意味女性たちの使命、お母さんたちの使命、おばあちゃんたちの使命なのです。息子たちや孫たちにイエスは生きている、復活して生きているということの証しをする使命です。お母さんの皆さん、女性の皆さん、この証しをもって前進して下さい!」

 教皇はさらに強調した。「神にとって大切なのは、心です。どれだけわたしたちが神にたいして開かれているか、です。わたしたちが子供のように信頼するものであるかどうかです。けれどどうして女性たちが、教会において、また信仰の道において、主への扉を開くという特別な役割、主にしたがう役割、その顔つきを伝えるという特別な役割をもってきており、これからも持っていくであろう、となるのかについてもわたしたちに考えさせます。それは、信仰の眼差しは常に質素な眼差しと深い愛を必要とするからです」。

 「使徒たちや男性の弟子たちの方が信じるのに時間がかかるけれど、女性たちは違うのです」と付け加えた。

この一般謁見の全文を読みたい方はカトリック中央協議会のページでどうぞ。こちら→http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/francis/msg0014.htm

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