2013年7月30日火曜日

7月28日、閉会ミサの最後、お告げの祈り:マリアは受胎告知のすぐ後、留まらずに親戚の手伝いに出かけて行った。

Palabras del Papa Francisco rezo del Ángelus JMJ Río 2013
Palabras del Papa Francisco rezo del Ángelus JMJ Río 2013
2013年7月28日、リオ・デ・ジャネイロ

愛する兄弟姉妹の皆さん、

 この今回のワールドユースデーの間に受けた恵みの一つ一つに感謝してたたえる歌を神に捧げたエウカリスティアの祭儀を終えるにあたって、もう一度オラニ・テンペスタ枢機卿とわたしに言葉を向けてくださったリルコ枢機卿に感謝をしたいと思います。
 また、愛する青年の皆さん、皆さんにも感謝します。ここ数日の間にわたしに示してくれた喜びのすべてに。皆さん一人ひとりをわたしの心に収めて行きます。今、わたしたちの眼差しは天の母、おとめマリアに向かいます。この数日、イエスは皆さんに何度もしつこく弟子になり、宣教師になるようにと繰り返してきました。皆さんを一人ひとりの名前で呼ぶよき牧者の声をみなさんは聞きました。そして皆さんを呼ぶ声が何であるかを認識しました(ヨハネ10章4節参照)。皆さんの心の中で響いたこの声の中で、神の愛の温もりを感じたのではないですか?教会の中で、一緒に、キリストに従う美しさを感じ取ったのではないですか?福音がさらにもっと満たされた生き方の望みへの答えであることをよりよく理解したのではないですか?(ヨハネ10章10節参照)。

 無原罪のマリアさまは天で、自分の子供たちを見守る良い母のようにわたしたちのためにとりなしています。マリアさまがわたしたちにその生き方をもって、弟子であり宣教師であるとはどういうことなのかを教えてくださいますように。お告げの祈りを唱えるたびに、わたしたちは人類の歴史を決定的に変えたイベントを思い出します。天使ガブリエルがマリアにイエス、救い主の母になることを告げた時、彼女は、まだその呼びかけの意味をすべて理解したわけではなかったその時に、神に信頼し、答えました。
 「ここに、主のはしためがいます。わたしの中で、あなたの言葉通りのことが行われますように」(ルカ1章38節)。けれど、そのすぐ後にしたことは何でしょうか?受肉したみ言葉の母となる恵みを受けた後、その賜物と一緒にじっと留まるのではなく、歩きだしました。家を出て、すぐさま、その親戚エリザベトの手伝いに出かけて行きました(ルカ1章38-39節)。胎内にイエスを抱えながら、愛の、愛徳の、具体的な奉仕の行為を実践しました。そしてこの目に見える行為を、迅速に熱心に行いました。

 愛する友の皆さん、これがわたしたちにとっての模範です。神の側から一番尊い賜物を受けた女性が、その最初の応答の目に見える行為として、道に出て行き、奉仕し、イエスを運びました。おとめマリアに願いましょう。わたしたちも自分の家族や同僚、友達、すべての人にキリストの喜びを運ぶことができるように支えてください、と。キリストに対して寛大であることを決して恐れないでください。苦労のし甲斐があります!

 出て行きなさい。勇気と寛大さをもっていきなさい。すべての男女が主に出会えるようになるために。
 愛する青年の皆さん、次のワールドユースデーの待合わせがあります。2016年、クラクフ、ポーランドです。マリアの母としての取り次ぎによって、信仰とキリストの愛の歓喜に満ちた祝いのこの新しいステップにわたしたちを導く歩みのために聖霊の光を求めましょう。
 では、一緒に祈りましょう。  神のみ使いのお告げを受けて・・・(お告げの祈り)

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