2013年7月22日月曜日

7月21日、お告げの祈り:主の言葉への傾聴と隣人への具体的な奉仕は本質的


バチカン、7月21日12時9分(バチカンラジオ)

 パパはお告げの祈りにおいて深い一致と調和のうちに生きられたキリスト者の生活の分かちえない二つの側面について触れた。それは主の言葉への傾聴、つまり観想と隣人への具体的な奉仕である。

 ローマ司教は12時、ローマの夏の正午の暑い時間帯に、サン・ピエトロ広場に集まった世界中から集まった巡礼者たちと共にマリア祈祷をおこなった。この7月21日の日曜日は典礼歴年年間第16主日であった。そこでイエスが
ベタニアのラザロの姉妹たち、つまりマルタとマリアの家を通過する時の話を福音で読む。

 二人とも通りかかった主にもてなしをするが、異なる方法をとっている、とパパは確言した。マリアはイエスの足元に留まり、マルタは一方で、しなければならないことで負われてしまい、あまりに忙しくなってイエスに、「マリアがわたしを一人だけ奉仕するために放っておいても、あなたは構わないのですか?」と言うにいたる。イエスは優しく答えて言う。「あなたはたくさんのことを心配しているけれど、必要なことは一つだけなのだよ」

 イエスは何を言おうとしたのだろうか?わたしたちが必要としているたった一つのこととはどれなのだろう?フランシスコは問いかけ、これは主の言葉への傾聴と隣人への具体的な奉仕という二つの態度を対立させているわけではない、と説明した。それはキリスト者の生活の本質的な側面で、分かつことはできず、深い一致と調和のうちに生きられないことである。

 では、なぜマルタは注意を促されているだろうか?と再び問いかけた。「なぜなら彼女が自分のしていたことだけを本質的だと考えていたからです。マルタは『する』ことにあまりに没頭し、心配していたのです」。

 ペトロの後継者はその後、「キリスト者にとって奉仕と愛徳のわざはわたしたちの活動の根本的な源泉、つまり主の言葉への傾聴、マリアのようにイエスの足元にいる弟子の態度に示される傾聴と決して分かたれては行きません」。 と強調した。「貧しい兄弟、病気の兄弟、助けを必要としている兄弟、困難にある兄弟に向かう具体的な行動へと導かない祈りは不毛で不完全な祈りです」と確言した。けれど同じように、教会の活動がなすことだけに注意を払われ、キリストを中心に置くことを忘れる場合、自分自身に奉仕する危険に陥り、そこでは欠乏にある兄弟のうちに現存する神への奉仕を忘れることになりる。

 お告げの祈りの後で、キリストの代理者は霊的に、祈りをもって、第28回ワールドユースデーのための、その最初のリオ・デ・ジャネイロへの使徒的旅行に伴ってくれるようにと願った。

Jesuita Guillermo Ortiz-RV


教皇のことば全文

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Saludo con afecto a todos los peregrinos presentes: familias, parroquias, asociaciones, movimientos y grupos. En particular, saludo a los fieles de Florencia, Foggia y Villa Castelli, y a los monaguillos de Conselve y sus familiares. Veo por ahí escrito ¡“Buen viaje”!, ¡Gracias, gracias!


 明日始まる旅行に祈りをもって霊的にわたしに伴ってください。周知のとおり、わたしはブラジルのリオ・デ・ジャネイロに、第28回ワールドユースデーのために出かけます。

 そこには世界じゅうからの青年たちがたくさんいることでしょう。そしてわたしはこれを青年の週と呼ぶこともできると思っています。これは、まさに青年の週なのです!今週の主役は青年たちです!リオに行く人たちは皆、イエスの声を感じ、イエスに耳を傾けたいと思っています。「主よ、わたしのいのちから与えなければならないものは何でしょうか?どれがわたしのための道なのでしょうか?と」と。皆さんも、今日広場に青年たちがいるか知りませんが、青年たちはいますか~?あぁ、ここにいました。広場にいる皆さんも、主に同じ問いかけをして下さい。「主イエスよ、わたしの人生のなかで何をしなければならないのでしょうか?どれがわたしのための道なのでしょうか?」

 ブラジルでとても愛され敬われている幸いなるおとめマリアの取り次ぎに信頼してこの問いかけを委ねましょう。あちらで多くの青年たちがするであろう問いかけ、そして今日みなさんがする問いかけです。おとめマリアがわたしたちの巡礼のこのステージで助けの手を伸ばして下さいますように。

 みなさん、日曜日を楽しく過ごして下さい。楽しい昼食を。

 では、また!
(イタリア語からの翻訳:モニカ・ソリッタ、ラウル・カブレーラ、バチカンラジオ)

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