2013年7月27日土曜日

7月26日、お告げの祈り:母に向かう大きな一つの家族

「お告げの祈り」の前のパパのことば
 

愛する兄弟であり友人である皆さん、おはよう!

 わたしの歩みをここ、リオ・デ・ジャネイロの聖セバスチャンまで導いてくれた神の摂理に感謝します。まっすぐな心でオラニ枢機卿とまた皆さんに、ペトロの後継者に情愛を示して下さっているその温かい歓迎に感謝します。このリオの街を回るわたしの歩みが、皆さんの中でキリストと教会への愛、キリストと一つである喜びと教会に所属する喜び、生きる約束と信仰の証しをする約束を刷新できたらいいと思っています。

  アンジェルスの祈りは信仰のとても美しい大衆的表現です。ブラジルでは、マリアの時間と呼ばれています。これはシンプルな祈りで、一日のうち三回唱える時間があり、わたしたちの日々の活動にリズムを刻みます。朝、正午、そして夕方です。けれどこれは重要な祈りなのです。皆さんを招いてアヴェ・マリアの祈りを唱えます。歴史を変えた輝かしい出来事が思い返されます。受肉です。神の子がナザレのイエスのうちに人となったのです。

 今日、教会はおとめマリアの両親、イエスのおじいちゃんとおばあちゃんを祝っています。聖ヨアキムとアンナです。彼らの家でマリアがこの世にやって来ました、無原罪の宿りという常軌を逸した神秘をその身に帯びて。その家で二人の愛と信仰に寄り添われてマリアは育ちました。その家で主に耳を傾けそのみ旨に従うことをマリアは学びました。聖ヨアキムとアンナは神の愛、家庭の温もりを伝えるその長い連鎖の一部となり、こうしてマリアまで至りました。マリアはその胎内に神の子を宿し、この世に送り、わたしたちに与えてくれました。ここに家庭の貴い価値を見ることができます。家庭は信仰を伝えるための特別な場なのです!家庭環境について触れながら、わたしは一つ強調したいことがあります。今日、この聖ヨアキムとアンナの祝日に、ブラジルにおいても他の国々においても、高齢者の日が祝われています。人類のその遺産と全社会にとって本質的である信仰を伝えるための家族の生命において彼らはどれほど重要なことでしょう!そして特に家庭において、世代間の出会いと対話がどれほど重要なことでしょう!アパレシーダの決議文書はわたしたちにこう記憶させています。「子どもたちと高齢者は民の未来をなします。子どもたちは、歴史を前進させるからで、高齢者はそのいのちの経験と知恵を伝えるからです」(447番)。この関係、この世代間の対話は、保ち培うべき宝です。このワールドユースデーにおいて、青年たちはおじいちゃんおばあちゃんに挨拶をしたいと望んでいます。そして愛情いっぱいにお年寄りに挨拶をします。愛情いっぱいにお年寄りに挨拶をしましょう。そして青年である彼らは愛情たっぷりでお年寄りに挨拶し、たゆまなくわたしたちに提供する知恵の証しに感謝しています。

 今、この広場で、その前に横たわっている道という道で、わたしたちと共にこの祈りの時を体験している家々で、大きな家族として自分たちのことを感じ、マリアに心を向けて、わたしたちの家族をマリアが守り、これを信仰と愛の巣とし、そこで御子イエスの現存を感じられるようにしてくれるようにと祈りましょう。

(RC-RV)

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