2013年3月28日木曜日

労働者への教皇からの突然のあいさつ




3月27日15時32分(ACI/EWTNニュース)

 今朝ローマ時間の7時半、サン・ピエトロ大聖堂で、バチカン大聖堂の首席司祭であるアンジェロ・コマストゥリ枢機卿はローマ聖庁の従業員たちのためのミサを司式した。そのミサの終わりのところで、突如として教皇フランシスコが表れ、全員に自分のために祈るように、なぜなら自分はそれを必要としているから。というのも「わたしは皆さんと同じように罪びとなのです。そして主に忠実でありたいからです」と頼んだ。

 バチカンラジオの情報によれば、教皇は大聖堂に到着し、参列者たちの驚きを後目に、全員に挨拶しながら、第二バチカン公会議を召集した教皇、福者ヨハネ23世のエピソードを話した。

 「あるとき、一人の外交官が尋ねました。『教皇様、バチカンでどれだけの人たちが働いていますか?』『半分です』と教皇は答えました。わたしは、みなさんこそがその半分の働いている人たちだと確言できます。どうもありがとう!」

 教皇フランシスコはその後「この祈りのミサ、互いに兄弟として祈り合う」姿に感謝した。「わたしはバチカンにおける、しばしば気づかれず、見られないけれど続けられる皆さんの仕事に感謝したいと思います。どうもありがとうございます。わたしは働いているために、今この時間に働いているために来ることのできなかったあなたたちの同業者の皆さんにも感謝したいと思います。どうもありがとうございます」。

 教皇はさらに「このことで皆さんに感謝申し上げたい、そしてわたしのために祈るように願いたいのです。わたしは必要性を感じます。なぜならわたしもどんな人とも同じように罪びとだからです。そして主に忠実でありたいのです。素晴らしい復活祭を迎えてください。主が皆さんを祝福し、マリアさまが素敵なお母さんのように皆さんを守ってくださいますように。どうもありがとう」。

 「皆さんに祝福をいたしましょう。皆さんと、皆さんの家族と、すべての人たち、皆さんの心のうちにあるすべての人たちに」と結んだ。

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