2013年3月26日火曜日

聖木曜日に洗足式に上がる12名のうちの一人はラテン系の人に。



今の教皇フランシスコがかつてベルゴリオ枢機卿であった時の様子。
車いすの小さな子どもの足を洗っている写真。

3月25日15時47分(ACI/EWTNニュース)

 法的問題を抱えている一人のラテン系の青年が、聖木曜日の最後の晩餐のミサの間に教皇が足を洗う12人のうちの一人になるであろう。聖木曜日のミサはローマにあるカザル・デル・マルモの少年院で捧げられる。

 3月25日、ACI新聞に対して刑務所教会の主任司祭であるガエタノ・グレコ師は説明した。彼は、自発的に進み出た者もいるが、恥ずかしさやためらいを乗り越えるために、心のこもった招待がなされたと説明した。

 「けれど誰もがとても喜んでおり、この訪問で、自分たちのことを心配する人が世の中に入るのだということを考え、再確認し、理解することができるでしょう」と司祭は言い定めた。

 グレコ神父はこの少年たちはしばしば希望の全くない、あるいは希望の非常に希薄な人生を送らざるを得ない状況に陥るほど困難な家庭での過去をもっており、その中心には麻薬や犯罪があると指摘した。

 教皇の訪問は、「彼らに失敗が人生を決定しないこと、ゆるしというものが存在すること、あらためて人生を築き始めることができることを理解させることになるでしょう」とこのイタリア人司祭は説明した。

 「教皇フランシスコが個人的に彼らのことを心配してくれることはわたしにとても意義深いことと映ります。なぜなら、不遇にある男の子たち、女の子たちの実に多くが生きているこの問題を世に提示することができるからです」と考慮をめぐらした。

 教皇が足を洗う予定の12人の青年たちの年齢層は16歳と21歳の間である。先日の枝の主日には枝の主日のミサに参加したわけであるが、今この儀式は「間違いなく彼らに希望を取り戻させることになる」であろう。

 この聖木曜日のミサの場所の変更で、教皇は普段のラテランの聖ヨハネ大聖堂を、2007年にローマ名誉司教であるベネディクト16世もミサを司式したこの矯正センターに替える。

 あの際、ベネディクト16世は「神のない人生は機能しません。なぜなら光を妨げるからです」と指摘し、「罪をあきらめ神に立ち返ることを選びとる」ように励ました。「共にこの内なる解放の道を作りましょう」と言いながら。

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