2013年12月12日木曜日

12月11日(水)、グアダルーペの聖母のメッセージはわたしのメッセージであり、教会のメッセージでもある。

 
 「アメリカ大陸の皆さん、愛と温もりをもっておとめマリアのように両腕を拡げてもらっている皆さんに、励ましの言葉を贈ります。」これは、グアダルーペのおとめの前晩の祝いにパパ・フランシスコがサン・ピエトロ広場から全アメリカに向けて発したメッセージである。


パパのメッセージ全文:

全アメリカへのメッセージ。

 明日は、全アメリカの守護者、グアダルーペのマリアの祭りです。この機会に、この大陸の兄弟姉妹に、テペヤックのおとめのことを考えながら挨拶したいと思います。

 聖フアン・ディエゴに現われたときに、その面持ちはメスティーソ(訳者注:白人とインディオの混血)であり、その服は現地の人々の文化にあるシンボルで満ちていました。イエスの模範に倣い、マリアはその子らの近くにいる者となり、面倒見の良い母としてその歩みを共にし、地上のあらゆる民の一部を成すように呼ばれている神の民の喜びと希望、苦しみと悩みを分かち合います。

 フアン・ディエゴのティルマ(訳者注:綿製のマントで、男性が合羽のように羽織る、前で結んだもの)におとめの像が現われたことは、抱擁のしるしでした。広大なアメリカの地の全住民、すでにそこにいた人々と、これから来ることになっていた人々すべてへのマリアの抱擁だったのです。

 このマリアの抱擁は、いつもアメリカを特徴づけてきた道を示しました。つまり、様々に異なる民が共生できる地、母胎にいる時から高齢者になるまでのあらゆる局面における人の命を尊重できる地、民族と同様あらゆる時代の貧者や疎外された人々といった移民を受け入れることのできる地となる道です。アメリカは寛大な地です。

 これがグアダルーペのマリアの持つメッセージです。そしてこれはわたしのメッセージでもあり、教会のメッセージでもあります。アメリカ大陸の全住民が、おとめマリアのように愛と温もりをもって開かれた両腕を保つようにと励まします。

 全アメリカの愛する兄弟姉妹の皆さん全員のために願いをささげます。皆さんもわたしのために祈ってください。福音の喜びが皆さんの心の中にいつもありますように。主が皆さんを祝福し、マリアさまが皆さんと共に歩んでくださいますように。



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