2013年7月24日水曜日

22日、飛行機の中で:報道陣に冗談を言いながら

 前任者のベネディクト十六世と根本的に異なるスタイルで、そのよりシンプルで又政治的な言葉づかいで、パパ・フランシスコは遠回しな言い方もせずに語った。報道陣との会合は、「おはよう」の挨拶と冗談から始まった。

- ちょっと変わったことを聞きましてね… 皆さんがわたしの信頼している聖なる人たちではないのだ、とか。わたしはライオンの間にいるのだ、とか。わたしはインタビューはしません。どうしてか分りませんが、単純にできません。わたしにとって、それはとても疲れるのです。でも一緒に来てくれて、ありがとう。

 すぐに、6分もしたところで、中心的なメッセージへと移った。青年も年寄りも、将来のために重要だが、双方とも社会から「切り捨てられて」いる、と。

- 先週、どれだけの人が無職かを読みました。わたしたちは一度も働いたことのない世代を作り上げる危険に走るのではないかと思います。世界の危機は青年たちによくありません。仕事は人に尊厳を与え、パンを手に入れるための能力を与えるのです。

 パパはその後、「切り捨ての文化」と呼びながら不満を漏らした。

- 今、この時点での青年たちは危機にあります。わたしたちは切り捨ての文化に慣れ親しんでいます。これをしばしば高齢者にしているのですが、今やこれほど多くの青年が無職だとすると、彼らも切り捨ての文化に苦しんでいるということです。いけません!わたしたちには巻き込みと出会いの分化が必要なのです。

 フランシスコは結んで言った。

- これが、リオ・デ・ジャネイロへの訪問に求める意義です。青年たちと高齢者を社会に巻き込むことです。

 パパは一人ひとりに挨拶したいがどうかと問いかけ、69人の記者は列を作ってパパと話した。一人のブラジル人記者はリオ・デ・ジャネイロにデモが実に多い中で、彼の訪問は時宜にかなっているだろうと語った。パパはこれに賛同して言った。

- そうですね、とても時宜にかなっています。

記者たちとの冗談とワールドカップについてのコメント


 別の記者は、コンクラーベの間、多くのブラジル人の信者たちがサン・ピエトロ広場で、「アルゼンチン以外なら、だれでも教皇に」という冗談を言っていたと話した。パパは大笑いをしていった。

- あなたたちにはもうブラジル人の神がいる(ヨハネ・パウロ二世がブラジルに訪問した時に言った「もし神がブラジル人なら、教皇はリオ州出身だろう」との冗談を受けてのコメント)のに、まだブラジル人教皇がほしいんですね。みなさんは、まったく何にも満足しないんですね~。

と冗談を交わした。

 別の記者も、アルゼンチン人とブラジル人の間にある犬猿の仲についての冗談を言った。

- アルゼンチン人たちはわたしがアルゼンチン人だと言っています。でも、皆さんは?皆さんには何がありますか?皆さんにはわたしがいるんですよ(というのは、パパはブラジル人のためにもいるという意味を含んで言った)、大丈夫、大丈夫。

 では、2014年のワールド・カップではだれが勝つと思うか、と記者は尋ねた。パパは両手を上げて上を見つめながら、肩をすくめた。飛行機の中で、ローマの評議会にいる唯一のブラジル人枢機卿で全カトリック修道会に携わっているジョアオン・ブラス・ジ・アヴィス枢機卿は、パパがこのブラジル訪問に当たってとても落ち着いていると言った。バチカンの何人かは反対者のせいでパパの訪問は安全ではないのではないかと問うていることも認めた。

 危険という問題が何もない、ということはありえない、といつもわたしたちは言っています。わたしはもし反対があるなら、それはポジティブな現象だと見ています。 

(globoから抜粋翻訳)




0 件のコメント:

コメントを投稿