2013年11月19日火曜日

教皇フランシスコの最初の使徒的勧告『Evangelii Gaudium(喜びの福音)』発表予定


 信仰年もその締めくくりに向かっている。信者の信仰を再燃するために完全にささげられた一年が終る。しかし今、受けた希望を活き活きと保ちたいという強い願いが続いている、と聖座新福音宣教推進顧問の議長であるリノ・フィジケッラ卿は、ベネディクト十六世によってはじめられ、11月24日、王たるキリストの大祭日にパパ・フランシスコによって閉じられる、この年の最後の時を紹介しながら語った。その日に教皇は、使徒的勧告『Evangelii Gaudium(喜びの福音』を渡す。この文脈で、フィジケッラ卿はこの信仰年の荘厳な閉会式に、初めて聖ペトロの聖遺物を展示し、そのミサでの献金はフィリピンでの被害者たちに送られ、こうして教皇フランシスコの彼らとの近さを示し続けると説明した。

 全世界に広がる神の民は、この時をとても密に体験した、とフィジケッラ卿は強調した。その後、8億5000万人もの人々が信仰宣言をしながら聖ペトロの墓の前で祈ったことを強調した。それは最も小さなことのひとつのしるしに過ぎないが、意味深く、わたしたちの記憶に残るだろう。

 各地で体験されたことを完全に描写することはできないと指摘した後で、聖座新福音推進顧問議長は、全世界で示された最小の行為も、敬虔さと深い宗教的意義の証しとして信者の信仰がどれほど活き活きと保たれているかの証拠となったと述べた。第二バチカン公会議の文書、信仰についての要理(カテケシス)、諸典礼、愛徳の証し、文化活動。どれも世におけるキリスト者の献身を証しするしるしとして記憶される。この信仰年は、本当に、心に残る、恵みと主への感謝の体験となった。貧しさや苦しみでもっとも隠れ潜んだところ、キリスト者がごく少数派のところからの感動的な信仰の証しも受けた。信仰は、わたしたちを一つにし、わたしたちすべてに、わたしたちの信じていること、つまり新しい命のための希望である復活したイエスのことを思い出させてくれた。
 (CdM - RV)

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