2014年2月2日日曜日

2月1日(土)、ネオ・カテクメナートへの激励の言葉:教会との一致の中で、また存在の中心から外れたところで、キリストの福音の伝達者になってください


 位階的聖なる母なる教会の名で、教会と世界において行っていることに感謝しながら、ローマ司教は、世界じゅうの様々な場所で福音を告げ知らせ、証しするための家族の喜びと派遣で特徴づけられた会合で、『ネオ・カテクメナートの道』のメンバーにいくつかの提言をした。緊張感高く、喜びと熱意に満ちた雰囲気の中で、パウロ六世ホールで、パパ・フランシスコはこの道の8000人以上のメンバーを迎えた。そこで国際的に担当している中枢グループと、司祭団、要理担当者、特に集いに参列していた多数の子どもたちに心から挨拶をした。

「教会は皆さんの寛大さに感謝していますよ!教会と世界の中で皆さんがしているすべてのことに感謝します。そしてまさに、聖イグナシオが好んでしたように、わたしたちの母なる教会、位階的教会の名において、わたしは単純ないくつかの提案をしたいと思います。最初のものは、皆さんがこれから働きに行くであろうそれぞれの小教区の中で聖体的一致を建設し保持するために最高の注意を払うことです。『ネオ・カテクメナートの道』には、教会の深い次元を支えているあらゆる聖霊の賜物のなかで、独自のカリスマ、自らのダイナミックス、賜物があります。それは教会の生命に責任者たちが送っている生命に、その富を認めながら、地方教会の牧者の導きのもとにある唯一の群れとして、もし必要であれば、一緒に歩きながらであるならば、その弱さのために、苦しみを認めながら、耳を傾けることです」。

 二つ目の勧告で、パパは、どこに行こうとも、わたしたちよりも前にいつでも神の霊が到着するということを思い出すことはわたしたちにとって益となる、と繰り返した。

「主はいつもわたしたちより一足先に行かれるのです!聖霊がいつも一足先に赴くのです!神はいつもわたしたちが付くより前に到着するのです!もっとも人里離れたところであっても、最も異なる文化においてであっても、神はどこでもそのみ言葉の種を蒔くのです。そこから、みなさんが家族としてはたらこうとする土地の文化的文脈に特別な意識を向ける必要性が湧き出るのです。つまり、しばしば皆さんが生まれたところとはずいぶん異なる環境がある、ということです」。

 三つ目の勧告は、愛をもって互いに気を配り合うこと、特に一番弱い人たち、歩みの途中で出会う兄弟姉妹が直面している困難に対して気を配ることであった。

「こうしたケースにおいて、共同体側の忍耐と憐れみを磨くことは、信仰の成熟度のしるしとなります。個々人の自由は強制されて変えられるものであってはならず、ネオ・カテクメナート以外のところで、主の呼びかけに応えながら育つのを助けるキリスト者としての生き方の他のあり方を探そうと決めた人々の選択の可能性も尊重されなければなりません」。

 マリアの学び舎において、愛をもって福音をつたえ、神の憐れみの伝達者、証し人になりなさい、というのが教皇の最後の勧告であった。そこでより遠く離れたところでイエス・キリストの福音を宣べ伝えるようにと招いた。

「愛する家族の皆さん、愛する兄弟姉妹の皆さん、どこでも、最もキリスト教化されていない環境においても、特に存在の中心から離れたところに、イエス・キリストの福音を運ぶようにと皆さんを励まします。愛をもって福音を述べなさい。神の愛をすべての人々に運びなさい。その宣教の行く道で出会う人々に、神はありのままで、その限界や過ち、罪をもひっくるめて人を愛しているのだと言いなさい。そしてそのために、自らわたしたちの罪を担うために御子を送ってくださったのだ、と。父の限りない善意とその尽きぬ憐れみの伝達者、証し人になりなさい。皆さんを聖母マリアにささげます。そうして皆さんの使徒的活動にいつも霊感を注ぎ、これを支えてくださいますように。この温もりに満ちた母の学び舎にあって、 熱心で喜びに満ちた宣教師でありなさい。喜びを失うことがないように!がんばって!
(CdM - RV)

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