全世界に広がる神の民は、この時をとても密に体験した、とフィジケッラ卿は強調した。その後、8億5000万人もの人々が信仰宣言をしながら聖ペトロの墓の前で祈ったことを強調した。それは最も小さなことのひとつのしるしに過ぎないが、意味深く、わたしたちの記憶に残るだろう。
各地で体験されたことを完全に描写することはできないと指摘した後で、聖座新福音推進顧問議長は、全世界で示された最小の行為も、敬虔さと深い宗教的意義の証しとして信者の信仰がどれほど活き活きと保たれているかの証拠となったと述べた。第二バチカン公会議の文書、信仰についての要理(カテケシス)、諸典礼、愛徳の証し、文化活動。どれも世におけるキリスト者の献身を証しするしるしとして記憶される。この信仰年は、本当に、心に残る、恵みと主への感謝の体験となった。貧しさや苦しみでもっとも隠れ潜んだところ、キリスト者がごく少数派のところからの感動的な信仰の証しも受けた。信仰は、わたしたちを一つにし、わたしたちすべてに、わたしたちの信じていること、つまり新しい命のための希望である復活したイエスのことを思い出させてくれた。
(CdM - RV)
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